埼玉県道路公社50年のあゆみ埼玉県道路公社理事長 秋山 栄一3この50年間は、高度経済成長期から人口減少、高齢化社会への変化や経済の低迷と社会情勢は大きく変化しており、また、人々も東日本大震災や多発する自然災害、現在では新型コロナウィルス感染症の流行を経験し、意識や価値観、生活習慣が大きく、急速に変化してきております。当公社ではこのような社会情勢や道路利用者様のニーズの変化を機敏に捉え、全国の地方公社でも先駆けとなる電子マネー決済を導入するなど現在の非接触化、DXに繋がる取組みも行っており、新たに簡易型ETCの導入検討といったこれからの時代の変化に応えるべく絶え間ない研鑽を重ねております。また、全国の一般有料道路としては15年ぶりとなる三郷流山橋有料道路は令和5年春の開業を目標に現在、建設を鋭意進めており、完成すると埼玉県と千葉県の幹線道路ネットワークの強化や多重化のみならず、両県の地域間交流や経済の発展に大きく寄与するものと考えております。当公社は、次の半世紀に向けて時代の変化に常に対応し、民間資金を活用した集中的な投資ができる強みを活かして社会基盤である道路ネットワークの整備推進に貢献するとともに道路利用者様の目線に立った道路サービスや地域と連携した取組みを継続的に進め、皆様から愛される魅力的な有料道路、公社となるよう職員一同全力で取組んで参ります。関係各位の皆様におかれましては、引き続き当公社の事業推進に一層の御支援と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。埼玉県道路公社は、昭和46年9月1日に設立され、本年度創立50周年の節目を迎えることができました。これもひとえに、先人たちの絶え間ない努力と関係各位の皆様の多大なる御支援の賜であり、厚く御礼申し上げます。当公社は、昭和49年の熊谷東松山有料道路の建設、開通から現在の三郷流山橋有料道路の建設に至るまで、県下6路線、県境1路線の有料道路の建設、管理を行い、道路ネットワーク形成の一翼を担うとともに道路利用者様に安全で安心、快適な道路サービスの提供に努めて参りました。理事長挨拶50th
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